来る10月20日13時30分より、エクセル東急博多2階会場にて
「お店を繁盛させる講演会第19弾」を行います。
今回の講師は、中洲4丁目ラッキービル2階にある
「Bar Vogue」オーナー 佐々木秀美さんです。

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演題は「お客が途切れない方法をお教えします!」です。
今回私のブログで、その概要を数回に分け、一挙公開致します。

「Bar Vogue」オーナー 佐々木秀美さんは東京生まれ。
中一で父親と死別。家族構成は、母親と3人姉妹。
佐々木さんは末っ子。高校3年生の時に就職活動はせず卒業した。

2週間は働きにも出ず、プー太郎だった。しかし、強気の
佐々木さんは、時給のいい仕事をと考え、福岡大手の
パーティコンパニオン会社へ登録。それも、応募者多数で、
給与も高いイベントコンパニオンを希望。
当時、福岡で開催予定の「福岡よかトピア」へ出店する
ナショナル企業のイベントコンパニオンを目指した。
選考が行われ、5人までの中に選ばれた。さすが強運の持ち主。
最終選考で最後の1人に選ばれる自信はなかったが、見事5人の
中の1人に選ばれた。その仕事は、パビリオンでショーを
説明する係。パビリオンでの教育は厳しいものだったが、
その後の佐々木さんの仕事に役立つものだった。
佐々木さんは、この仕事が楽しくてたまらなかった。
たくさんの人の前で、アナウンスする自分に酔っていた。

2年後、その仕事をしながら、夜は先輩が始めたバーを手伝う。
それも女性だけのバー。中央区にある7坪程の狭いバーだったが、
開店早々お客様が殺到し、毎日満席。店の外にまでテーブルを置き、
お客様に座って頂かなければ足りないほど。宣伝もしないのに、
凄い繁盛ぶりだった。「こんなに繁盛するなら、絶対に将来
こんなお店をしたい!」と、その時佐々木さんは強く思った。

こんな佐々木さんですが、18歳のころから、高級クラブで
働いた経験を持つ。昼、夜働くことは全く苦にならず、
どちらかというと楽しい!

パビリオンの仕事が終わりに近づき、佐々木さんはアナウンサーの
勉強がしたくなり、単身東京へ。1年間、アナウンス学校へ通う。
昼は学校。夜は六本木のクラブでバイト。しかし、東京のホステスは
大変だった。それも、100人以上もホステスがいる店で働いていた。
福岡では「店に来るお客様はお店のお客様」。
そして「みんなのお客様」という風潮だったが、東京は、違っていた。
東京では、お客様の取り合いは日常茶飯事。
先輩ホステスのお客様と少しでも口を聞くものなら、厳しく
「私のお客様に、ちょっかいを出さないで!」と言われる。
東京の歓楽街は、厳しい厳しい世界だった。

この時、佐々木さんは21歳。さすがに気の強い佐々木さんも、
何度か涙した。しかし、今となればこれも「経営者になるためには、
必要な勉強だった!」と語る。
そんな厳しい世界だったが、東京にいる間は辞めずに頑張った。
東京では夜の嫌な部分と、逆にバーの良い所を見て、俄然バーが
やりたくなった。1年でアナウンサー学校は卒業。十分に勉強した
佐々木さんは帰福した。