10月7日朝8時より、博多法人会の朝の勉強会「一水会」が
ホテルクリオコートにて行われました。
この日の発表者は、博多税務署 統括国税調査官
楠窪 泰浩氏でした。
国家公務員は66万人。公務員は、特別職と一般職に分かれる。
特別職30万人。国会議員や自衛官。その中で25万人が自衛官。
一般職が36万人。税務署の職員は国税庁に所属で56337人。
社会保険庁が1.7万人いる。国税庁と社会保険庁が一緒になると、
7.3万人程になる。3公社5現業は、もう公務員ではない。
日本は、1000人に5人が国家公務員。フランスは1000人に対し
88.8人でわりと多い。世界的に見ると、日本の公務員割合は、
決して多いわけではない。
国税庁は、安定した税の徴収を行っている。全国に11の局があり、
524事務所がある。博多税務署は、2人の副所長を有する。
福岡局の税務署では、福岡局と長崎局のみ、副所長が2人いる。
大きい署である。博多税務署は190名ほど。法人税課は80名ほど。
全国に会社が300万社。博多税務署管轄で12000社。職員が80人で
担当しているため、1人150社の割り振りになる。
調査は、年間に職員1人当たり約30社ほどやっている。
博多税務署の年齢構成は、45歳以上が半分。
30歳以上の一番仕事に頑張る社員は30%以下である。
税務署の職員のレベルアップは図っているが、職人の世界で、
マニュアル通りには行かないものが多い。教育には頭を悩ませている。
査察は、裁判所の決定をもとに行う令状調査。その様な調査を
企業に行うこともある。資本金が1億円以上の会社は、国税局が
担当する。それ以下は、税務署管轄。博多税務には、特別調査官と
いう職務の方がいる。この職務に令状は必要ない。調査が必要と
思われる場合には、令状なしに企業へ調査に入る仕事をやっている。
なお且つ、予告なしに調査に入ることが多い。
その時は、快く受け入れてほしい。
税務署の仕組みを詳しくお話頂きました!