10月29日18時30分より、観光ホテル千代田館にて、
佐賀盛和塾が開かれました。
テーマは「経営12ヶ条」 盛和塾元顧問 福井 誠氏でした。

本日ブログは、10月30日の続きになります。
「経営12ヶ条 盛和塾元顧問 福井 誠氏 その1」

3.強烈な願望を心に抱く
目標達成のためには、潜在意識に透徹するほどの、強く持続した
願望を持つこと。まず、心に思わなければダメ。顕在意識と存在意識。
稲森さんは「考えろ!」と言う。
福井さんは一度、稲森さんにどうすれば考えられるのかを聞いた。
「一心不乱に考えていると、夢に出てくる。」
「亡くなる時、今までの事が走馬灯のようによみがえる。それと
同じ様に、思い浮かぶように、一心に思い続けること。」
反復的に思い返す。それを聞いてから、今では福井さんも、
電車に揺られている瞬間にアイデアが思い浮かんでくる。
その出てきたアイデアを、直ぐにメモに書く。
福井さんは、そのアイデアを書いた昔のメモを見ている。
いいアイデアだと感じている。
稲森さんは、懐にルーペを持っている。何でも見ている。
そして、いつも考えている。朝、朝刊を読み終わり、赤い鉛筆で
丸が書いてある。そして、「このアイデアはいける!」と言う。

3.誰にも負けない努力をする
地道な仕事を一歩一歩、堅実にゆるまぬ努力を。
昔の京セラは、寝に帰るだけの毎日だったが、朝1~5時までしか
寝ない。しかし、楽しかった。全員、長い丸太の枕で寝ていたが、
端を木槌でカンと鳴らすとすぐに起きる。そんな毎日だった。
「何でこんなに頑張る必要があるんですか?」と稲森さんに聞くと
京セラより強い会社を見に行かせ、どうだったかを聞く。
やはり寝ずに頑張っている。稲森さんは「今でも負けているのに。
頑張らずにどうする!」と言って終了。

特化するものが5つある。それは、
1.科学
2.品質
3.納期
4.期日
5.サービス
それを目指すだけ。

4.売上を最大限に、経費は最小限に
たったそれだけ。
京セラは、人件費は固定費ではないと言う。
1日・15日は人事異動の日。最強の能力を伸ばさなければならない。
「おびただしい程の可能性がある仕事を選びなさい。」と言う。

6.値決めは経営
値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは
1点である。売ってよし、買ってよし、回りよし!で、なければならない。
価値を認めて買って頂くならそれが1番。京セラは下請け。値段が
出すほどに下がってきた。しかし、利益は前年より利益を出してきた。

7.経営は強い意志で決まる
経営には岩を穿つ強い意志が必要
やらねばならない。ギブアップはぜったいにない。
いますぐに「できる・できない」は言ってはならない。
京セラは
「どうしたいんだ?」
「何がしたいんだ?」しか聞かない。
転勤が多い。
「お前今度の職場でなにやったんだ?」
「何をやるんだ?」と聞かれる。
その思いがなければダメ。

8.燃える闘魂
経営にはいかなる格闘技にも勝る、激しい闘争心が必要。
京セラの社員は、格闘技を見に行き、負けそうになると「うっ!」と
いう瞬間がたまらないと言う。経営はそれくらい激しいもの。
いつも闘争劇を展開している。もうひとつは、我々の仲間を守る
闘争をしている。従業員の身を呈して守らなければならない使命がある。
武士道の精神に近い。ありとあらゆる問題を、自ら身を呈して守る勇気が
必要なのである。率先垂範型の経営者でなければならない。

9.勇気をもって事に当たる
卑怯なふるまいがあってはならない。
公私混同、卑怯な振舞いはしてはならない。

10.常に創造的な仕事を行う
今日より明日、明日よりも明後日と、常に改良改善を絶え間なく
続ける創意工夫を重ねる。革新による革新をやり続けなければならない。
「インテルはいってる」の宣伝はすごい。インテルは、工場の廊下に
ずーっとホワイトボードが並んでる。良いアイデアがあれば書いて下さいと
言っている。インテルが成長するためには、昨日のインテルではダメだと
思っている。もっといい方法はないのか?
昨日の最高は、今日の最低と思わなければダメ。

11からは、優しくなければの部分。
社員に対しての絶え間ない愛情。
稲森さんは、とても怖かった。しかし、怒っているのは、最大の愛情と言う。
「お前を好きなんだ。最後まで一緒に仕事がしたい」と言う。
男らしいと感じる。ただ厳しいだけではいけない。

11.思いやりの心で誠実に
「スマン。ありがたい」と思う精神構造が大切。
おばあちゃんが通ったら、その場で手を差し伸べる心を持つこと。
その瞬間、社員はこの男について行きたいと感じるもの。
聞き訳のある人間でなければならない。
「社員のネコに子どもが生まれた!」と聞いて、鬱陶しいと感じたら最低。

12.常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する
社員の失態を皆の前で怒る。この失敗を、一人一人に教える時間が
ないから、呼び出して怒る暇はない。この事をするのは勇気がいる。
しかし、それが大切だと思い、行うこと。

経営者として、心に鋭く刺さるお話でした!
実践するにもたくさん過ぎる教訓です。計画を立て、出来る限り
早い段階で、弊社の社内にも取り入れたい内容ばかりでした!

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盛和塾元顧問 福井 誠様ありがとうございました。
そして、佐賀盛和塾主催者の竹中さんありがとうございました。