1月22日朝7時より、朝の勉強会「ステップアップ20」が
フォーバル福岡支店会議室にて行われました。
この日は、カンブリア宮殿の「激安じゃなくても消費者は
ついてくる (株)農業法人みずほ」を見ました。
ホテルの朝食。野菜が無農薬のため、お客様も増え、
人気が上がっている。
野菜の直売所で、たくさんのお客様が野菜を買っている。
支払っている金額は、14,000円!28,000円!野菜を買う
金額には思えない。
トマトが1袋580円。キュウリが1袋210円。通常のスーパーで
買う倍や3倍の金額。この店に、年間25万人が訪れる。
およそ6億円を売り上げる。
「みずほ」名物「試食」。一口食べれば、美味しさは伝わる。
お客様は、皆「おいしい」と言って食べる。
ポイント会員は、13,000人を超えた。売上は「みずほ」が15%、
農家が85%の割合。販売価格は、農家が決める。必ず、原価を
考えた金額が付けられる。通常、価格は売る方が決めて行く。
原価度外視。しかし、みずほは、農家の事をキチンと考えている。
1つの野菜を、2つの農家で競い販売させる。後発の農家は、
値段を安くつけられない。
高く売れる店。その商品にはこだわりがある。全く農薬を
使わない。また、精魂こめて作る!
一般的に農家が価格を決める事が出来ない。
ある農家の方が見学に来ていた。皆さん「金額が高い!」
と言っていた。
映像中、みずほと農協に出荷している農家の方に、利益について
聞いていた。農協はいくら利益があるかわからない。それ
どころか、赤字にもなる可能性はある。しかし、「みずほ」は
自分たちで金額が決められるので、キチンとした収入が上がる。
普通は農家で金額は決められない。
このおかしい話を生産者の事を考えてやっているのが「みずほ」だ。
ある農家の方は、生産者海洋水溶水を使っていた。美味しい野菜を
作るのにもお金が掛かる。この水をかけることで、甘味が増した。
もう1つの農家は、ビニールハウス栽培にし、品質を上げ生産量も
増した。野菜に掛ける思いが違う。
農業生産者から農業経営者に変える。コスト意識を植え付ける。
生産を頑張るだけではなく、品質にこだわりコスト意識を上げていく。
「継続は力じゃない、継続は進化だ!」と長谷川社長は言う。
「消費者ニーズ」という言葉がある。消費者ニーズに応える事が、
本当なのか。現在は、生産者の情報をキチンと伝えるところが
消費者に支持されてる。ニーズではなく情報の開示や品質を
伝えることの方が信頼される。
「みずほ」は高いと言われる。しかし、野菜を買うのなら「みずほ」と
言ってくれる。選ぶのは消費者である。
私は「みずほ」の考え方に感動しました。「関わる皆さんが幸せに
なること」を長谷川社長が考えている!「みずほ」はそんな会社だと
感じました。