2月2日19時30分より、中洲5丁目にあるIPホテル
2階宴会場で、博多経友会1月例会が行われました。
今回の講師は、「「ぶれない軸」が成功の鍵」
株式会社ストラテジア 代表取締役 前田憲太郎氏でした。
前田社長はWEB戦略コンサルタント業をやっている。
クライアントには、ストラテジアの事務所まで来て頂いて
いる。どうしてもご来社出来ないお客様は、電話かメール
にてコンサルタントをしている。
一般的に「WEB」と言うと、ホームページの作り方についての
コンサルタントをイメージするかもしれないが、前田社長は
インターネットを切り口にしてコンサルタントをしている。
接客や販売を、インターネットを通じて行うお手伝いを
やっている。
買い物をする側は、買い手の立場で買いたい。素人ならでは
の考えではあるが、情報を何か吸収したいと思っている。
売る側は、情報提供をしたいと常々思っているが、なかなか
伝えにくい。そこで、インターネットで確かな情報をお客様へ
伝える事、クライアントへ伝える仕事がストラテジアのやって
いる事。商品を買う側で目線で伝える事。それも、インター
ネットにて伝える。大切なツールになる。
会社のほとんどが、インターネットステージ1である。
カタログを掲示し、ショッピングカートに入れて購入できる
様になっている。しかし、注文後のバックヤードの構築が
できてない。「注文したけど、ちゃんとしてないじゃん!」と、
エンドユーザーに言われては、なんの意味もない。その辺の
インフラをキチンとしたものに構築する仕事をやっている。
現在34歳。ストレートで九大工学部を卒業。大学院へは進まず、
即就職。大学の3年生の時、起業を考えた。教授がもっている
研究所の枠もあったが、自分の人生を教授には預けたくないと
考えた。しかし、その時は教授への不義理をしてしまった。
そして、一般的な就職活動をした。
ネットで会社情報を探し、ハガキに資料を請求し会社の概要を
集めた。当時は、大手ゲームメーカーへ行きたかった。徳島県の
当時大手ワープロソフト会社に決めた。理由は、対応が良かった
からだ。会社の趣旨を学生へキチンと説明ができる会社だった。
会社へ面接に行っても、その後の対応が良く、内定通知も早かった。
入社後即開発部隊へ配属。「新人でも責任ある仕事に就かせて
くれるのだ!」と会社に感動した。こういう仕事を自分が
したかったのだ!と心から思った。
ある日東京へ転勤。業務は、社長のカバン持ち。社長は創業社長。
奥さんと最初から二人三脚で始めた会社だった。なぜ、転勤に
なったのか。どうも開発の仕事がなくなったらしい。販売プレゼンの
手伝いや、報告書の作成をやっていた。業務は、秘書の仕事もやって
いた。できるようになった仕事は速記。ある日、社長が軽井沢に行く
事になり同行した。それは、何でも無い仕事だった。しかし、トップが
何を考えどう動くのかを勉強できた。相手が何を考えどう行動するのかを
察知し行動する。社長と社長夫人より、人間的な洞察力が学べた。
この方々と接しているうちに、トップを経験したいと思う様になって
いった。
親の近く居れることを目的として、2002年に帰福。システム設計の
会社へ転職。病院の患者情報施設を構築するなどの仕事をやっていた。
完璧なシステムを構築して持って行くと、クライアントは渋い顔をいて、
営業に話したシステムが入っていないと言う。エンジニアと営業の
意志の疎通が無い。お客様の喜ぶ仕事ができないもどかしさがあった。
前田社長は、「どうせなら営業をするか?」と考えたが、今が起業の
チャンスと思い立った。
自宅の回りを歩いていると、美容室がたくさんあることに気づいた。
しかし、どの店もあまり儲かっていないようだ。
前田社長は、「このような店のコンサルタントができないか?」と
考え、2004年に独立。自宅の自分の部屋を事務所へ改造。
「そのうち電話もあるだろう!」と思っていたが電話は鳴らない。
半月が経ち、たまたま知人より連絡があった。その人から言われた。
「自宅だったら、何も仕事は来ないよ!」と言われその方の事務所へ
移動。事務所に移ってからは、モティベーションが上がった。
ある時、ランチェスター経営さんへ行って、ソフト開発の話をしたら、
逆に営業され8万円のツールを売りつけられ購入してしまった。そして、
ランチェスターを勉強した。勉強するなかで、「この内容がネットで
活用できるな!」と思いついた。ランチェスター経営をネットで活用
できるというものは無かった。「これは行ける。」と前田社長は考えた。
そして、博多駅を回ったり、本屋へ行って本を読んだりして、自由に
いろんなものをインプットして行った。その事自体が、クライアントが
求めるものなのだと確信して行った。
会社員時代と一番の違いは、サラリーマン時代は嫌な事をさせられて
いたが、今は仕事を選んでやれること。楽しい仕事をやっている。
他にも、自由な時間が使えるようになった。サラリーマン時代は、
徹夜は当たり前だったが、今は、18時に仕事を終えている。今日
できなくても、明日があると考えられるようになった。
一番確信できて皆さんに言えることは、将来が見えていると言うこと。
先をどう作り出していけるかを頭に描けている。自分に自信を持って
仕事が出来る事に楽しみを持っている。支持をしてくれるクライアントが
いるため、周りにの影響を受けずにやれている。ストラテジアは、
クライアントのアンカーの役目をしている。
「仕事が楽しく、将来を確信でき、クライアントのアンカーの
役目をしている。」自信を持って話をしている前田社長は、
とても幸せそうに感じました。