~仕事ができるかどうかはこれで決まる~

「報告、連絡、相談」ホウレンソウとよくいわれるが、
福一不動産ではそれに「確認」が入る。確認作業も
大切なもの。毎朝朝礼で「報告、連絡、確認、相談」の
4つを唱和している。「報告、連絡、相談」をしっかり
しなければ、大変な問題になる。
しかし、「報告、連絡」はもちろんだが、その「確認」
も大切なもの。「確認」は簡単なことであるが、忘れて
しまうと厄介な問題になると私は考える。確認作業が
なくては、その日の仕事は絶対といってよいほど終わら
ない。

部下が「報告」をしないと、上司は「確認」をしなければ、
その日の業務は終わらない。「報告」をしない部下が悪いが、
「確認」は絶対に必要。業務をしない上司に限っては、
「確認」をしないで、その日を終わらせてしまう。
そうなっては、いくら上司と部下の業務レベルが高くても、
やっている仕事の進み具合がわからなければ、その会社の
信用は落ちてしまう。

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「報告」があって「確認」がある。
「連絡」があって「確認」がある。
「相談」があって「確認」がある。
…というような進みになる。
その流れを的確に行わないのは最悪なのだ。

ポイントは、いつ「報連相」をしなければいけないのか。
どんな時にどのような方法で「報連相」を行うかなのだ。
どこまでかは会社によりけり。上司によりけりだ。
キチンとどこまでかを教育していく必要がある。

「今日業務が終わったら連絡してきてください。」と
上司に言われた。「部下は仕事が終わったら、終了した
ことの報告をすればよいのだ!」と思い、自分でその日の
業務が終了と思ったら、終了した旨の報告を電話した。
しかし、上司はその日の業務内容や、それをどこまで
やったのかを聞いてきた。部下は終了したことだけ
報告すればよいのだろうと考えていたのに、その日の
業務内容やどこまでやったのかを聞かれ、慌てた。

終了報告だけと思っていた部下は、報告書を持たずに
電話してしまったので、頭に覚えている内容で報告を
始めた。「○○さんは来週の火曜日、いや水曜日だった
かな…出張から帰ってきます。」と答えると上司は
「なんだそんなこともキチンと話していないのか!」と
怒鳴る。部下側は「報告書を手元に持っていればキチンと
言えるのに…」と心の中で言ってみたが、言葉には出せず
怒られ続ける、といった感じである。

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上司が「仕事が終わったら、連絡したお客様の内容と行った
業務について確認します。その報告をお願いします。」と
言っていれば、上司は怒鳴る必要もなく、部下が怒られる
必要もなかったのだ。

そのようなことは日常茶飯事。「報連相」も重要である
ことは間違いないが、それよりも上司が伝えた「確認」の
内容が重要になってくるのだ。上司であるが故、キチンと
夜、電話させる内容について、部下に対する確認作業を
行っていないから起こるのだ。上司も部下も、お互いに
何を「報連相」してもらうのかを「確認」し合うことが
重要になってくる。

ということは、仕事ができる社員は、業務スキルも大切だが、
「確認」スキルも高いことができる社員の鉄則ということに
なる。上記のような上司と部下のやり取りの場合、確認スキル
の高い部下であれば「今日業務が終わったら連絡してきて
ください。」と上司に言われたら「仕事が終わったら終了した
ことの報告をすればいいのですか?」と聞く。続けて「他に
報告することはないのですね?」と念押しの「確認」をする。
部下は「自分でその日の業務が終了と思ったら、終了した旨の
報告を電話だけでいいのか。他に上司が求めている、その日の
業務内容や、どこまでやったのかを聞いてくるのではないのか。」
と考え、上司へ質問し確認をしておく。そうすることで、上司が
求めている、してほしい「報告」がわかる。訳がわからず
怒鳴られる必要もなく、部下が怒られる必要もなくなるのだ。

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確認事項の徹底は基本、上司がするもの。しかし、上司も人間。
部下側も再度「確認」をすることにより「報連相」が上手く
いくと考える。