3月19日、福岡くしだライオンズクラブ会員による
南坊流初釜お茶会がありました。
このお茶会は毎年行われていて、
今回も会員の花岡二三雄ライオンの自宅 待月庵で行なわれました。
まず始めに、草履を履いて外に出ます。
出たら次の方の草履を準備する作法があり
次に出る方への草履を小指で取って
きれいに並べなけれいけません。
私はいつもこれを忘れてしまいます。
次に水場に行き、手を洗います。
このときも、作法があります。
水は柄杓いっぱいに汲み、左手、右手、左手の順に手を洗い
口を荒い、持つところに水を流し、柄杓を置いてあった場所に戻す。
しかし、どう置いてあったをいつも忘れます・・・。
茶室に入るのにも作法があります。
ここまででも、結構大変です。
初釜と言うのはお茶懐石のことで、
言うなれば日本料理のフルコース。
日本の食事作法が学べる場です。
私は不器用なので、うまく作法はできませんでしたが、
先生方に教えてもらいながら、ご馳走になりました。
最初にお盆が来ます。
これも、取り方があります。
お盆を受け取ると、いつも絶妙なタイミングで
炊きたてのすばらしく美味しいご飯と
これまたすばらしく美味しい味噌汁がでてきて
お酒、お魚、お肉と、たくさんの料理が出てきます。
どれも美味しいものばかり。
しかし、作法もちゃんと忘れずに頂きます。
料理が来ると、箸の持ち方、取り方、持ち替え方があり
焼き魚の取る箸の方向と、豆を取る箸の方向は逆。
海のものと山のものはお箸は同じでも
お箸で掴むところは変えなければいけないのです。
その二つの料理は1つの皿に盛ってあるため
皿を手にしながら、お箸を持ち替え、料理品を取らなけらばなりません。
これが、なかなか難しい。
出された料理は、基本的に全て食べます。
特に、ご飯と味噌汁は残さない。
でも、お椀が空くと「いかがですか?」と聞かれるので
少し残しておきます。
前回、ご飯と味噌汁が本当に美味しくておかわりをしたら
途中でお腹いっぱいになった経験があるので
食べる量も考えて頂かなければいけません。
最後は、焦げの汁と沢庵でお椀をきれいにして
お皿も懐紙で拭き、全員一緒にお盆へ箸を置き
食事終了。
その時は、何も残してはいけません。
次がお茶です。
今回は濃茶がありました。
これも、作法があるのです。
次に薄茶。
今回は、福岡くしだライオンズクラブの
並河宏尚ライオンがお手前をされました。
お手前の間は、茶室内がしーんと静まり
全員でお手前拝見。
なかなかのものでした。
花岡二三雄ライオンの道具や掛け軸もすばらしく
とても勉強になるすばらしいお茶会でした。
私ももっとお茶を勉強して、次回も参加したいと思います。