4月3日19時30分より博多経友会4月例会が
グランドハイアット福岡で行われました。
今回の講師は野球解説者であり
今、シアトルマリナーズで活躍中の城島健二捕手を育てた
福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)の
バッテリーコーチとしても有名な
若菜嘉晴さんを迎えてご講演頂きました。
(福一不動産社員田中:左と、若菜嘉晴さん)
若菜嘉晴さんは現役時代キャッチャーとして
勝利するために冷静な判断力が養われました。
現役引退後はコーチとして人材育成に携わり
メージャーリーグで活躍している城島捕手を
ホークス時代に育てたという話は有名です。
現在はプロ野球解説者。
これは分析力が問われる難しい仕事です。
「キャッチャーは決してプラス思考ではない」と
若菜嘉晴さんはいいます。
何か失敗したときなどに
すぐに対応できる手段を準備していなければなりません。
一つの回でも200通りの場面が想定されます。
プロ野球は9回までなので
約2000通りの場面が想定されます。
この場目場面で対処の方法が違って来ると
若菜嘉晴さんは言います。
また、ミスによる悪影響や連鎖が広がらないように
措置するのも重要な役割です。
リスクに備えてあらかじめ手段と選択枠を
準備しておくというわけです。
このような考え方は、経営におけるリスク回避や
危機管理といったことに結びつきます。
また年功序列や終身雇用が成果主義に見直されつつある
現代の経営スタイルは、年齢に関係ない実力主義の
プロ野球界とも似ている気がします。
野球界での若菜嘉晴さんの貴重な経験の中から
経営や組織運営に活かせる考え方がたくさん有り
とても勉強になりました。
若菜嘉晴さん、大変貴重な講演を頂き
誠にありがとうございました。
若菜 嘉晴 さん
1953年12月5日生まれ 福岡県出身
身長186センチ 体重87キロ
柳川商業よりドラフト4位で西鉄ライオンズに入団 → クラウン → 阪神 →
アメリカ3Aタイドウォーター → 大洋 → 日ハム
プロ在籍20年 一軍通算成績 1387試合 54本塁打 340打点 打率.267
1997年~2001年 福岡ダイエーホークス 一軍バッテリーコーチ
1999年 日本一
2000年 パリーグ優勝(2連覇)
現在は、テレビ・ラジオの4番組にレギュラー出演し、TVQ、CS Jスポーツプロ野球解説者。
趣味は、映画鑑賞・ゴルフ・麻雀・ガーデニング
特技は、書道・英会話