2月6日8時より、博多法人会 研修委員会主催 一水会が
クリオコート博多4階宴会場にて行われました。

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今回の1人目の発表者は、福博綜合印刷株式会社の水内醇一取締役でした。

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~印刷業界から再生紙問題について~

古紙の出荷量に疑惑が出ている。
製紙メーカが出している、古紙の入っている紙の出荷量と、
印刷会社が出している出荷量にかなりの差が生じている。
どちらが、正しいかは、解からない。
その真相は、中国に古紙を取られているらしい。
製紙メーカーには、古紙を出してくれるように発注しても、メーカーは出さない。

製紙メーカーへ、印刷機のコピー用紙の古紙混入率を出してほしいと言っても、
証明書は出さないのが現実です。

逆に、どの製紙メーカーも、古紙混入率は出さず、
100%新しい紙を使っていると表示しています。
今は、中国餃子が騒がれているので、視線がそちらにいっていますが、
そのうち、また取り沙汰されるときが来るでしょう。

印刷会社業界は、倒産、身売りが日常茶飯事に行われている。
厳しい業界現状です。
バブル期は新規参入業者が増え、印刷業界全体で、
9兆円の売り上げが計上されていましたが、バブル崩壊とともに、
また紙媒体を使う事も少なくなり、現在は7兆円ほどに激減している。
九州での現状はもっと厳しく、業界売り上げ全体の、3.5%しか
売り上げていない。
その20%が、デパート、スーパー等の商品物販業者からの発注であり、
競争は激しい。
その厳しい中、福博綜合印刷株式会社さんはクロスメディア方式を採用し、
昨年は10%の売り上げUPをしている。

郵政の民営化も追い風になってきている。
今回、34パターンの折ができる印刷機を購入し、
DMの発送も簡単にできるようになった。