経友会によく参加されている、紫園 来未(しおん くるみ)さんが
1月9日より南太平洋アイランドに旅行に行かれています。
「南太平洋の魅力ある島々のお話を、私のブログで公開して下さい」との事ですので、
今後も皆様にお届けしてく予定です。ぜひ、ご覧下さい。
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洋上からこんにちは
紫園 来未(しおん くるみ)です。
このレポートは洋上より異業種交流の会「雄友会」事務局
(事務局長・西村一久さん)を経由して配信をしています。
たくさんの方々からメールをいただいているようですが、
洋上において私個人のアドレスでは皆さまからのメールを受信できる環境にありません。
客船「ぱしふぃっく びいなす」側からいただいているアドレスを通じて
一方通行でお送りしております。
メールをくださった多くの方には、帰国後、お返事をさせていただきます。
ありがとうございます。
イルカおばさんの「南太平洋アイランドクルーズ」part8 2月4日
こんにちは、お元気ですか。
こちら、やはり南太平洋のど真ん中で、ポリネシアのサモア、
タヒチの島々をめぐって、現在クリスマス諸島に向かって航行中です。
日本より19時間遅れて追いかけています。再び赤道に近づいています。
今航は日付変更線を行ったり来たり、赤道を越えて南へ北へと
気持ちの切り替えの忙しい旅です。
その都度、海の色の変化を楽しんでいます。
船はというと相変わらず360度一面海の真ん中をひたすら走っているだけですが、
船内の動きは乗船客397人397通りそれぞれの楽しみ方で展開されています。
1か月近くも同じ屋根の下で生活していると町内ご近所様のような感覚です。
先ほどダンス教室に行ってきたところですが、サボっていたら
もうステップがわからなくなってしまうくらい進みが早くて、ちょっと焦っています。
ワルツ、タンゴ、ルンバが終わって今日からチャチャチャに入りました。
明日からは真面目に行くことにしましょう。
ところで、タヒチを含むソシエテ諸島4島に上陸しましたが、
海も山も街も人もみんなみんな素晴らしいのひと言です。
特に人の良さには心が満たされ、幸せな気分で「また、来たいな」と考えてしまいます。
ボラボラ島では、訪ねた民家のご主人が木からたくさんのマンゴを獲って
お土産に持たせてくれました。10個以上はあったでしょうか、
トンボとりの網のようなもので次々と獲り袋に入れたのです。
がわたしたちの相手をしてくれました。
フランス語なので会話はできませんが、かわいい子供たちと遊んで
なぜか楽しいひと時をすごしました。
ここでは度に行っても犬が多いのには驚きです。
なんと9000人の人口に対してその3倍の2700匹の犬がいるというのです。
おとなしくよくしつけられているようですが、港ではデレーと伸びたように
寝ころんでいる犬があちらこちらで足を投げ出していました。
常夏の国ですから、そうなのでしょうね。
ポリネシア人が最初に定住したタヒチ発祥の地といわれるライアテア島では、
プロテスタント教会から出てきた数人の女性に声をかけると、
再び鍵を開けて教会の中を案内してくれただけでなく、
マッピーという栗のような食感の食べ物をごちそうしてくれました。
この日は土曜日の上陸だったのでスーパーは営業しているものの、
他の土産店は見事に閉まっていました。
宗教上の事情で世界どこへ行っても土日にかかる観光は気にかけていないと
残念な思いをすることがよくあります。商売気がないといえばそれまでですが。
タヒチ島の首都パペーテでの停泊では、港の前の屋台に出て散策をしました。
地ビールを揃えているバーで4種類のビールの味を飲み比べてみました。
ビールの味もなかなか幅広く奥深いもので個人的にはアンバーが気に入ってしまい、
ほとんど一人でのんでしまいました。
いったん船に戻ってお風呂を済ませ後は寝るだけという時に、
寝てしまうのがもったいなくて再度屋台に飛び出して行きました。
12時は過ぎていたのでほとんどの屋台は片づけられていましたが、
半分片付け終わった中華料理店の女性が私たちのために改めてテーブルを広げ
オーダーをとってくれました。
油とにんにくのいっぱい入った焼きそばのようなものをいただいた後、
しばらく港を散歩して船に戻ったのですが、舷門のところでスタッフの方と
1時間以上もおしゃべりをしてしまったのです。
世界各地の話から、かつて一世を風靡した「たまごっち」の話までとても幅広くて、
楽しかったので時間を忘れてしまい、結局眠ったのは4時近くになってしまいました。
知らない国で夜中に抜け出すのもなかなかのものです。
ゴーギャンが描いたタヒチの女性そのものを実感できるタヒチでした。
翌日は、日本の大手の真珠取扱い業者が買い付けに来るという
黒真珠の養殖が盛んなタヒチで、手ブラで帰るのは失礼ということで、
立ち並ぶ真珠店を巡りお気に入りを手に入れました。
値段の交渉も旅の楽しみの一つ、交渉が思ったように成立すると、
達成感に満たされてしまいます。
なんてことはありません、計算するとホンのわずかです。
とまあこんな感じで楽しんできました。
あとはクリスマス島とハワイ島、オアフ島の上陸です。
忙しすぎてなかだるみもありましたが、気力挽回です。
たくさんの写真をご覧いただきたいのですが、洋上からは無理がありますので、
帰国後、美しいサンゴ礁に輝くの海を始め他の写真をお見せできるといいですね。
長くなってしまいました。また、お便りします。
(クリスマス島に向かう船上より南緯06度 東経154度)