ありました。
講師は、人材活性プロデューサー 大谷由里子氏で、
講演の演題は、「きばらんかい経営者 ~吉本流
「体験的」仕事の極意~」でした。
吉本興業のマネージャーで学んだこと。それは、「戦略と
戦術」をすること、ウォンツとHOWを学ぶことです。
入社すると、有名タレントに付けられます。大谷さんは、
有名なタレントのYさんの担当をしました。
ある日、航空券をYさんと奥さんに渡しました。しかし、
福山の航空券をと言って渡したら、横にいる女性が
怒って出て行ってしまい、Yさんから殴られました。
「東京の彼女に、大阪の彼女との浮気がばれたじゃ
ないか!」と言われたのです。
「なんで?」と思っても、これが芸能界です。
タレントの私生活で悪いことが表に出ても、プラスに
置き換えるのです。空気は人の力で変えられます。
今の世代は「携帯世代」。人を介してでないと、コミュニ
ケーションを取れません。しかし、みんなで盛り上げて
いけば変わります。24時間以内に楽しかった事を話す
だけでも、盛り上がります。
大谷さんは25歳で結婚。起業しました。
しかし、上手く行かず、支払いを踏み倒されました。
松下幸之助さんの言葉で「人の喜んでくれる仕事を
しましょう!」と言われました。
ある時、吉本興業から電話があり、お笑いコンビ「N」の
マネージャーを頼まれました。彼らは、メインのタレントを
目立たせる仕事を必死にやって、可愛がってもらい、
人気が出てきました。
そして、たくさん社員を採用して行きましたが、社員は
定着してはいませんでした。
阪神大震災を経験。ちょっとした事で、生死が分かれた
地震でした。命の危機を感じました。
震災のすぐ後に神戸の方に会いましたが、皆さん笑って
いました。希望を見つけました。「本気で働くって良い事
だ」と気付きました。そして、生きている使命を感じました。
その為には、思いを伝えなければならない!と心から
感じました。
人には、上10%が自燃型。一般的なのが可燃型。下の
10%が不燃型の人です。大谷さんは、コミュニケーションが
取れるワークショップ型です。
今から、隣の人と20個の共通点を並べてください。
と言われましたが、10個が精一杯。この目的は、コミュニ
ケーションは共通点を並べて話すことにあります。
歳をとってくると相違点を見つけてしまいますが、それでは
ダメなのです。共通点をすぐに見つける事が、コミュニケー
ション力を上げる近道です。
そして、自分が話したい話しをするだけではダメ。
相手が楽しむ話しをしなければなりません。
仕事を一番にする人と、人間関係を一番に考える人は
真逆。速い人と遅い人は真逆になります。
考えが早く、仕事一番の人は「支配型」。急ぎじゃないけど
やっておいて!と言う人が、早くやってほしい事が多いです。
「君しかできない」と言われると、頑張るタイプ。「人間関係
型」で速い人は「企画型」。いつも改革を考えている人は
「人間関係型」。変わってますね!と言われると喜んでいます。
「分析型」は、新しい事は好まない。「援助型」は、阪神ファンで
考えると、勝つと応援が届いたと満足し、負けると応援のどこに
問題があったかを分析しています。自分が援助型と勘違いして
いる経営者は多いです。
人を4つのタイプに分けて判断し、応対していくと仕事が
やりやすいのです。
みんなが元気になるのは、会社が好き、社員が好き、仕事が
好き、上司が好きになると変わるものです。
この話で、少しでも世の中が良くなれば幸いです。
4つのタイプは勉強になりました。
大谷さん、ありがとうございました!