博多経友会 第111回が行われました。
この日の講師は、高光産業株式会社 妹尾八郎
社長でした。
「上場企業を感嘆させたビジネスモデルとは?博多の
物流会社がテレビ東京と合弁会社を設立できた理由」
という演題でした。
上場企業「テレビ東京」と合弁会社を作り、さらに出資
比率:60%対40%という主導権を握る形で新会社を設立。
ビジネスモデルやその営業力の秘訣を、昭和10年創業の
高光産業(株)・妹尾社長に語って頂きました。
今の時代、パソコンが使えないといけません。
日本中の大学へインターネットを使った物流を行うサイトを
共同研究をしませんか?連絡をしていきました。しかし、
どの大学も賛同してくれませんでした。
ある時、テレビ東京とホームページを作りました。
しかし、全く反響の電話がかかって来ませんでした。
ホームページとは、興味のあるコンテンツを載せなければ
なりません。
著名人がブログを書きますが、ブログではお金になりません。
そこにバナーを張り付けて広告収入を得ますが、ブログ広告は
あまりお金にならないのです。
営業をする場合、すぐには商品を買ってくださいとは言いません。
少しずつ近づいていくものです。
HPのPR方法と利益を出す方法は、有名人が興味ある内容の
コメントを書いていると伝える事。そうすると、見にきます。
見に来ると、そこにはHPのトップがあり妹尾社長の会社の
HPがあります。そして、興味あるページに行きます。その時に
アドレスを入れてもらようにしているのです。
そして、興味ある記事が更新されると、更新されたという告知の
メールが来るようになり、またHPに来てくれることになります。
そうやって、たくさんの方がHPへ来てくれることになるのです。
自民党の平井たくやさんのフェイスブックへ、メッセージを出しました。
インターネットにて、政治家もデータ分析する必要があるのでは
ありませんか?と書き込みました。すると、即回答がありました。
知り合いになりたいと言ってきたのです。
マスコミは、たくさんの人を囲い込みをすることではなく、ターゲットを
絞ったものになっていっています。たとえば、お台場合衆国は、女子
学生をターゲットにして作られたものなのです。
視聴率の機械など見たことがありません。それよりも、インターネットで
データーを取っていくことが大切です。とTV東京に話したら、投資を
しようと言ってくれました。2008年ぐらいから携帯戦略が始まりました。
アドレスをたくさん集めて、メールを送るのが目的です。
KOKO1(ここわん)というサイトがあります。居酒屋を例にすると、
メールの中に今週の末にはハワイへ行きましょうというメールを
付けて、居酒屋を紹介する。または、100万円が当たると入れて、
居酒屋も紹介する。そうすると、サイトも見ながら懸賞に応募が
出来ますし、たくさんの方が見に来るので、居酒屋は何もしなく
てもお客さんが来ることになるのです。
TV東京側は、たくさんの方にCMをしていますが、居酒屋はチョイス
されません。しかし、居酒屋が1万円の商品券を出すと、たくさんの
方が居酒屋を見ることになります。
そうすると、1万円しか広告料を出していませんが、たくさんの方が
見に来てくれることになるのです。
サイトと契約している方同士が、「WIN WIN」にあるようになっています。
妹尾社長の提案力と行動力がTV東京を動かした、素晴らしい熱意と
素晴らしい提案力です!アイデアと情報をたくさん持っていることも
素晴らしいと思いました!妹尾社長ありがとうございました!!
■プロフィール
《高光産業株式会社 代表取締役社長 妹尾八郎氏》
福岡市出身、1955年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。
78年4月商工中金入社、81年高光産業(株)入社、95年
同社社長就任。
2000年にIT活用による地場中小企業活性化手法として
「NC九州ドットコム事業」をスタート。一橋大学商学部教授
とのIT活用手法の共同研究、九州産業大学の非常勤講師
などを 務め、多数の講演活動も行なっている。
株式会社チェンジフィールド・代表取締役社長。