最近、ふと昔の出来事を思い出しました。
「ワシは○○組のもんやけど…」と大きな声で
怒鳴る人が事務所にやってきました。会社内に
イヤーなムードが漂います。怖い顔で名刺を
出されました。間違いなく、広域暴力団の
方でした。
怒鳴る人が事務所にやってきました。会社内に
イヤーなムードが漂います。怖い顔で名刺を
出されました。間違いなく、広域暴力団の
方でした。
たまたまカウンターのそばにいた営業部長が、
その名刺を受け取ろうと手を伸ばしました。
ところが名刺を渡さないのです。指に力を入れて、
名刺を取られないようにしているのです。
部長も、相手の手から取り上げようと必死です。
名刺の“綱引き”。
相手は名刺を取られまいと必死。
とても変な光景が30秒ほど続きました。
その名刺を警察に渡されたら一大事!
あくまでもちらっと見せて脅すつもりだったでしょう。
「そうですか。それじゃあ、お話することはありません。
どうぞお引き取りください。」部長は言いました。
ビジネス現場では常識である名刺交換に応じて
くれないのであれば、話をする義務はありません。
こちらの意思をはっきり伝えたのです。
「○○組」の人は拍子抜けしたのでしょう。
それ以上食い下がることなく、事務所をソソクサと
引き上げていきました。
今思うと、面白い光景でした。
ちなみに部長は、身長153cmと小柄で華奢な
女性なのです。