11月5日朝7時より、フォーバル福岡支店会議室にて
ステップアップ20が行われました。
この日の「DO IT!」は「物語を売れ!」
クレヨンでした。
クレヨンは婦人服の企画・生産・販売を一貫して
行うSPA企業。
熱狂的なファンを生み出す独創のマーケティング。
専門店が専門店で成り立つためには、店・商品の
物語が必要です。ロイス・クレヨンという架空の
人物があり、ロイス・クレヨンが着る服のイメージを
表に出して、商品をアピールしています。
小売店なのに、製造をやっているのは珍しい事です。
クレヨンは、流行をいつも追い続けています。
しかし、奇抜で品の悪いものではありません。
ロイスクレヨンのイメージを作り、こういう商品を、
こういう方法で売って欲しい。全てお客様思考
ではなく、半お客様思考でやっています。
商品がより良く見えるよう、いろんな努力をしています。
お客様もロイス・クレヨンの事をよく知っています。
洋服は共通の価値観があってないようなもの。お客様と
売る方は同じ価値観でなければならないのです。
ストーリー・マーケティングは、洋服が気に入らなければ、
どんな素晴らしい生地を使っても、意味がありません。
お客様と店との価値観を同じにする為に、ロイスクレヨン
イメージ作りをし、ロイスクレヨンの家族をつくり、お互いが
創造する世界があります。それをお客様と共有のものに
して、価値観を同じにしていきます。
在庫は全て売りつくします。どんな事があっても最後まで
売ります。バーゲンはしないのだそうです。販売力がある
という事は、全部売り切る事ができる事。売り切るための
ミーティングをし、いろんな工夫がなされています。
店内を動き廻り忙しく見せたり、店員が居ないように見せたり。
来店があった時の対応も工夫をしています。
お客様の管理はできません。スタッフの気持ちとお客様が
スタッフを気に入ってもらった時以外は、お客様は支持して
くれません。だから、お客様を店が管理する事はできない!
と、田中洋社長は言います。
スタッフの話では、今までのお客様の行動や好みの把握を
して、店員が分析し、お客様へ提案します。お客様も、
それが正しいと思った時に、購入されるのだそうです。
その事をスタッフ全員が理解し、販売にあたっています。
自分の仕事に自信を持ち、お客様が喜ぶ顔が嬉しい!
その気持ちをクレヨンのスタッフは大切にしています。
社名 株式会社クレヨン
代表 代表取締役社長 田中 洋
本社 大阪市北区茶屋町3-1
創業 1972年
売上高 56億円
社員数 402人(1998年5月現在)
店舗数 70店(1998年5月現在)
この日の参加者は7名。どんどん参加者が減っています。
朝7時はまだ暗くて寒く、なかなか起きられない季節です。
こういう時ほど早起きして、1日を充実させる良いチャンスです!
このブログをご覧の皆さん、STEPUP20に参加してみませんか?