8月4日朝8時より、ホテルクリオコートにて
行われた博多一水会に参加してきました。
この日は、「欠陥住宅の現実」 西島設計
西島久雄社長のお話でした。
新築の2階建て別荘を発注。着工から
現場を見せてほしいと連絡していたが、
全く見せてくれない。おかしいと思い、
天神アクロス3階にある県住宅センターへ
相談に行った。そして、西島さんのもとへ
依頼があった。契約書、見積書、図面等を
確認した。
質問したところ、見積もりの内容がおかしい。
また、工事の報告書が全く出ていない。
現場を確認した。そして、かなりの手直しを
してもらった。屋根裏を見たところ、鉄骨に
穴があいているが、ボルトが入っていない。
また、柱の中に入れておかなければならない
柱が入っていなかった。
建築確認申請には、キチンとした内容が
入っているが、施工上はやってない。
使っている業者のランクも指定があるのに、
ランク外の業者を使っていた。
鉄骨は、新築に使うものとは考えられない
錆びた鉄骨を使っていた。溶接もいいかげん。
どうしてこんなことが起こるのか。
1.技量のない監督さんがやっている場合
2.意図的にやっている場合。
3.技術的に劣っている職人を使っている場合
これを防御するためには、チェックが一番。
設計、施工、管理を1社では行わず、何社かで
チェックをしていくこと。
この案件については、西島社長が担当しており、
今でも裁判をやっている。
私達不動産業界も、その様なことは言われる。
キチンと明示して、伝え、チェックして
いかなければならない、と心から思いました。