8月3日19時30分より、中洲5丁目にあるIPホテル
2階宴会場で、博多経友会8月定例会が行われました。
演題は「福岡市民から愛されるアビスパ福岡を目指して」
講師は、アビスパ福岡(株) 大塚唯史社長でした。
大塚社長は49歳。川崎市出身。少年時代のメジャー
スポーツは野球だった。そして、好きなチームは
ジャイアンツ。自宅の近くには2軍の宿舎があり、
選手を見に、よく遊びに行っていた。よく行っていると、
選手が覚えてくれて、キャッチボールをしてくれた。
その選手から「大きくなったら、ジャイアンツへ入れよ!」
と、言われた。絶対にジャイアンツに入ると心に誓った。
しかし、志半ばでバスケットをする事になった。
大学時代にはテニスが流行り、講師をしていた。
その時に学んだ事がある。それは、楽しく教える事。
「スポーツは楽しくやるもの」という事を学んだ。
就職して広告会社時代は、福岡のスポーツについての
仕事に携わった。福岡ダイエーホークスの仕事もやった。
アビスパ福岡との出逢いは、記録の仕事に携わってから。
メンバー表を記入し、ゴールした時間を記入する。
また、その頃は福岡Jアンクラスとの出会いもある。
女子のJ1に所属する福岡のチームだ。
大分支社長になった時に、大分トリニータの危機に直面
した。大変なんだな~と感じている最中、アビスパ福岡から
代表にならないか!とのオファーがあり、会社を辞めて、
今年の3月に社長に就任した。
社長に就任してから、わかった事がある。
それは、アビスパの複雑な雇用体系。
社員は26名。2期連続赤字決算。
初めて大塚社長がやった事は、意識改革。現状把握を
繰り返し繰り返し行った。問題意識を自分のものにして
いった。明確な目標意識を持つ事。また、情報共有を
していく事を心がけている。
具体的に来場数の促進や、広告収入のアップを考える。
みんなの前で話したこと。
今年のテーマは「走る」
自分たちにプレッシャーを掛ける。
走りまくる。
そして、「僕らの街にアビスパがある」と思ってもらう事。
人との触れ合いが大切なのだ。
試合前に街でビラ配りをした。それでも、配ったチラシを
持ってきてくれる人がいる。
「恥ずかしい」「つらい」
しかし、そんなことは言っていられない。
選手も配っている。もらった人は、アルバイトと思って
声を掛けてくれる。「アルバイトも大変ね。」と言われるが、
「選手です!」と答えると、握手を求められるといった感じだ。
しかし、これで社員の士気は上がった。
どんたくへも出演した。
ミニポスターも作った。サッカー選手の名前を覚えてもらう
為に、選手のポスターに直筆のサインを入れて渡している。
積極的な空中戦を行っている。
テレビでもなんでも、出してもらえるものは出る事にしている。
社長以下役員3人で、ツイッターもやっている。
スタジアムでの非日常化。
「スタジアムに着いたら…」の事を考えた。
・小学生100円
・ピッチで写真を撮りませんか
・徳島戦で得しませんか
また、8月21日は、アサヒビールが協賛で、ビアガーデンを
やる予定にしている。
試合が終わった後に、チケット販売活動をやっている。
社長自ら、ハンドマイクを持って、試合が終わって帰っている
人達に言っている。
アビ芝活動もやっている。
幼稚園や学校へ芝生を増やすことを目的に行っている。
小学校、幼稚園へ行ってボールを使った教室も行っている。
収入の2本柱の広告収入がある。
1.広告収入UPの為に小口のスポンサーの開発を行う。
2.チケットの販売促進。
試合前にコナミのゲームで、アビスパが試合で、緊迫
しながらも勝つシュミレーションを見てもらう。これを
見てもらうだけで、会場は盛り上がるのではないか…とも
考えている。
2010年の後半戦へ目掛けて
現在アビスパは4位。3位以内であれば、J1へ自動昇格する。
「さぁ、つづきはJ1で!」「この感動はレベスタで!」
「こどもたちの笑顔と夢を守るために!」という事を目指し
日夜頑張っている。
どんな事があっても前向きで、それしか考えていない大塚社長の
気持ちは素晴らしいと心から感じました!