7月6日19時30分より、中洲5丁目にあるIPホテル
2階宴会場で、博多経友会6月定例会が行われました。
今回の講師は、「ITは人で変わる」
メディアファイブ株式会社 上野英理也社長でした。
上野社長の生まれは福岡。鹿児島大学数学科卒業。
大学には7年行っていた。趣味は、ソフトボールと
ボディビルディング、リコーダー、合唱。大学卒業後、
古車向けの画像ネットワークシステムのタウ技研株式会社へ
入社。3年半頑張った。その後、独立。設立は平成8年。
現在は従業員は180名の超成長会社。
最初の仕事は、SI事業。2億円。従業員数20人でスタート。
ITエンジニアの派遣を始めた。しかし、人材では苦労した。
福岡のフリーターは使えない。そこで、レベルの高い人を
集めたいと考えて行ったのが研修制度。
採用する側は、仕事は出来ない人は取れない。
毎月20人、研修していった。研修費は無料。その中で、
仕事のできる人は、メディアファイブさんで採用する。
2004年からは、売り上げがウナギ登り。
福岡のSEに支払う給与は安い。フリーターが多い。
就職しても辞める。20万円しか稼がない人に、35万円を
稼いでもらう様にして行く。
今では、ソフトウェアーの制作を地方に依頼するように
なってきた。
一般的にどの会社も、社内にシステムがわかる人が
居ない。手間がかかる。お金がかかる。期待したように
動かない。
お客様にとって満足度の高いシステム開発を行っている
メディアファイブさんは、優秀なエンジニアを育成することが
IT技術を広めることにつながると考え人を採用している。
それはIT分野を「サービス」と捉え「人」が鍵を握っていると
上野社長は言う。
品質の高いソフトウェアーの提供は、結局はその作り手で
ある「人」が鍵となる。お客様の目的、意向を上手に組み取り、
それを的確にソフトウェアーの制作に生かせるエンジニアに
育成が大切なのだ。
2001年にエンジニア育成のための研修事業(現スクール事業)を
立ち上げた。そのスクールの卒業生の一部は、メディアファイブの
スタッフとして採用し、自社のシステム開発で活用する他、福岡や
東京のクライアントへ人材の提供をしています。IT業界はもちろん、
福岡のエンジニア「人」の質の向上が上野社長の願いだ。
「優秀なエンジニアを九州・福岡から排出」は創業以来からの夢。
それはメディアファイブのキャラクターロゴであるバグにも、よく
表れている。
地元、福岡を大切に思いながら、開発力と人間力にあふれた
メディアファイブの上野社長。素晴らしい講演をして頂きました!