3月14日朝7時より、「ステップアップ20」が、株式会社フォーバルさんの
会議室にて行われました。
毎週火曜日 NHKで特集されている「プロフェッショナル」が放映された。
サウジアラビアに、東京ドーム400個分の石油コンビナートで
世界最大級のプロジェクトがある。
その総責任者の高橋直男さんの特集でした。
このような仕事で大切なのが、末端まで支持が伝わること。
ある日、ボルトの取り付けがなされていなかったので、
即取り付ける様、指示した。
しかし、1週間後の会議で、まだボルトは取り付けられていなかった。
高橋さんは、「指示がなぜ伝わらなかったのかが問題」と言っていた。
たかがボルトの件だが、工事の遅れは、100億円規模の損失になる。
高橋さんは、いつもプレッシャーと戦っています。
プロフェッショナル集団の中、高橋さんは、教育システムを実行している。
失敗を許せない、仕事のレベルアップのため、
技能訓練はとても大切なものである。
高橋さんがいつも気をつけていることは、
・ 小さな問題点を見逃さない。
・ 失敗を次に生かす。
・ 笑って仕事をする。
サウジアラビア、ジュアルマ
以前、受け持ったプラントがある。
高橋直夫さんは、福島県生まれ。
神奈川の大手プラント会社へ就職。
中東で技術者として、世界を回った。
44歳のとき、サウジアラビアガスの建設の責任者に任命された。
しかし、5000本のボルト交換を早期にやらなかった事で、
7ヶ月伸び、数十億円の損害がでた。
所長から、仕事を下ろされた。
高橋さんの支持が下まで伝わってなかったのが原因。
次の仕事が回ってきたとき、支持の徹底を行い、
不安は微塵もない態度で仕事に臨んだ。
綿密な指示書を作成し、毎日仕事に臨んだ。
ここで、成功を遂げた。
ジュアルマのとき、ある方から、高橋さんへ、
「すごい仕事をした。」と言われた。
「お前たちのした仕事は、過去に残る。7ヶ月の遅れが何だ!
絶対諦めない。できるんだ。と言うことをみんなに伝えてほしい。」と言われた。
2007年10月 来年完成に向けて、最終段階になっていた。
しかし、溶接工が足りない。
プラント建設がラッシュで、いくら求人しても来ない状態。
必要な溶接工は130人。
全く足りない。
目を付けたのは、東南アジアの熟練工。
しかし、30人しか集まらなかった。
人脈をたどり、あるプロジェクトの担当に会ったが、
とても協力してもらえる状態ではなかった。
いろんな策を考えたが、労働者の争奪戦は世界に広がっていた。
しかし、何とか100人集めた。
高橋さんは、足りない30人を人件費が何倍も高い、日本から呼ぶことを決断した。
誰よりも強く、できると信じる事が高橋さんの信念。
クライアントへ提案した。
クライアントに問われたのは、リーダーとしての信念だった。
当初より変わりない、約束期限だった。
クライアントから了承をとり、これからの6ヶ月間が勝負と高橋さんは語る。
※高橋直夫さんの写真は、NHKの番組「プロフェッショナル」仕事の流儀の
ホームページから、引用させて頂いています。