博多経友会第68回例会が、3月4日19時30分より
グランドハイアット福岡2回宴会場で行われました。

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講師は有限会社ディー・ディー・カンパニー
代表取締役 小野孝(おのさとし)さんでした。

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社員と220~230人のお客様をよんで、10周年記念パーティーを行いました。
そのパーティーで、スタッフ全員で、全店舗のお客様をお迎えする事がしたかった。
3日間スタッフ全員で徹夜で準備した。
社長の小野さんのしたかったことは、
スタッフ全員で、大切なお客様をお招きすること。
準備中は、スタッフは喧嘩し、なじりあい、もめていた。
しかし、終えた時には、スタッフ全員が一致団結し、
今以上に素晴らしいスタッフになった気がした。
小野社長は、感無量だったと言う。

家族で一泊旅行に先日行った。家族との交流が深くなった。
自分が病気して、親に初めて、
「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えることができた。

今日は経営者の方が来られているので、
博多をバリ盛り上げて行きたいので、全て話します。
目的は、簡単なものではいけません。
店の店員さん全員、必死にお客様の対応をやっています。

そのスタッフの思いとか苦しみとか、悩みとかを社長は知っていますか。
従業員は、家族と一緒です、その従業員のためを思って行動していますか?
その人のことを解かってやり、
「どうゆう生きざまをしていくか?」をキチンと伝えることができるかが大切。
人はきづなを持たなければ駄目。

オリンピックに出たら、幸せになれるんでしょうか?
オリンピックにでるのは、目標ではありません。幸せになるものではない。

DDカンパニーは、店員1人1人の魂がある。
お客様を思う気持ちがある。
小野社長が働いていた「吉兆」にも魂があった。
目的がないと、何も決まらない。思いが全てです。
技術は衰えない。
目的は、悟ったとしても次の日にかわるんです。
ベンツに乗ろうとか、豪邸に住もうと思った。しかし、それでは、繁盛店はできない。
美味しい料理だけでは、駄目。
しかし、「DINER'S ONO」で、お客様の為には何でもしようと思った。
1年後、福岡で一番の繁盛店を作った。

繁盛するまでは、いろんな勉強会やセミナーにも行った。
「これでわかった!」と何度も思った。
しかし、1ヶ月後は元の自分に戻っていた。
小手先では絶対に駄目です。
本気で悩みを共有できるかどうかが一番。
本気でお客様のためでやれるかが一番。
繁盛したのは、ただそれだけなんです。
目標だけではだめ。何のために、やっているかが大切。

「言霊」は小野社長が一番大事にしていることです。
社員が一番大事にしているものが「クレド」
この「クレド」の「言霊」のことが書いてある。
ことばには、魂がやどる。思いを口にするのは、周りを動かす。
プラスのことばを使えば、明るくなる。
マイナスの言葉を使えば、暗くなる。
言霊はとっても大切。言葉はとっても大切。
言霊が魂です。
思いをこめた言葉は、とっても大切です。

共育(共に育つ)
同じ思いで、育つ。
同じ目線でやっていく。
小野社長は、学校の先生は、もっともっと生徒を叱る必要がある。
共に育つことが大切です。

<従業員満足度とお客様満足度>
従業員は、お客様満足度が大切ですが、
小野社長は、圧倒的に従業員満足度が大切だと言う。

1.授業員満足度は、従業員がどきどきわくわくできるかが一番。
  それを、店員が言ってくれるかどうかです。

2.会社は家族。本当の家族より長く一緒に居る相手同士。
  あんちゃんが、みんなをまとめて、和気藹々とやれるか?

3.ミーティングでは、全員の悩みを共有すること。
  16時30分から10店舗全員が集まって、やっている。
  予約の電話も取れないが、それでも必要だと小野社長は言っていた。

4.店長はしっかりしていなければ駄目。
  末端の悩みを吸い取ることの出来る店長を育てることがとっても大切。
  それができる人になるには、凄い大きな器がなければ駄目。

5.情熱をしっかり持っていること。青さが一番。
  ピュアな人間でなければいけない。いろんな経験をしなければ駄目。

6.トップが信頼されているかどうか?
  利益はどう使われれているか?どういった経費を使っているか?
  をスケルトンにすること。

上記の様な精神が、スタッフに火を付けます。
必ず投げたものは返ってきます。
すべては、自分の鏡です。
今、小野社長は「ありがとう」の人生を送っています。

力のある講演で、心のこもった素晴らしいお話でした。
小野孝社長ありがとうございました。

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マニュアルはお店に、全くない。
集客は全くしていない。
習客をしていただく。店に来ることが、習慣になってもらうこと。
1回よりも2回、2回よりも、3回と、お客様が
「ONOは、噛めばかむほど、良くなってくる」と言ってもらえる店作りを目指している。

ONOのブランド作りをしています。
ONOブランドとは、ONOなら何とかしてくれる。
とお客様が思ってくれることが、ブランド作りです。

サービスとはなんですか?
それは、想像力だと言う。そのためには、人間力が必要。
自分が持っている善と悪の部分の、善の部分をどう出し切るかが大切。
そのためには、人間力を高めることです。