2月15日7時よりステップアップ20、2月3回目の例会が行われました。
今回の、「DO IT!」は株式会社武蔵野のビデオでした。
東京郊外、武蔵野でダスキンの代理店業務を主力に、
ハウスクリーニングやオフィスコーヒー事業など様々なビジネスを展開する「武蔵野」。
激戦が続くこの業界で着実に事業を伸ばす「元気」の理由は
大企業負けの情報化への投資だ。
しかも武蔵野の情報化は一味違う。
情報は個人のものではなく会社のもの。
社員各自の机はない。役員にも、机も引き出しもない。
机を捨てたとき、近くの人から、「会社、潰れたの?」と言われたほど。
人が辞めたときに、採用はせず、デジタル化を図った。
そうする事で、社員の経営への関心が深くなっていった。
社員にとって、ボイスメールはなくてはならないものになっています。
お客様との対話、つまり「フェイス・ツゥ・フェイス」を基本とした
従来の訪問活動に最大の力を注ぎつつ、
顧客の見えない部分は徹底的にITで合理化。
お客様の言ったことがそのまま流れてくるので、聞き間違えはない。
「人と会うこと」が商品、差はそこにしかないと考える。
最小限の人数で運営される本社「コールセンター」で受付られた「顧客の要望」は
即座に担当営業マンへ連絡される。
武器は「iモード」。その対応時間はわずか数分、お客様を待たせない。
さらに全社員が活用するボイスメールは武蔵野の経営の要。
お客様からご馳走になったので、上司2人へ、ボイスメールにて、連絡。
上司より、感動の言葉が、ボイスメールにて返ってきた。
とても嬉しい、ボイスメールです。
契約の報告や勉強会の感想、上司や社長の激励など社内のあらゆる情報が
部門を超えて交わされる。
「情報共有化」は進化を遂げ「想いの共有化」へ。
その他、社員中心の経営品質向上チーム活動や「早朝勉強会」による理念の浸透
「環境整備」への取り組みなど、あくまでも「人間力」にこだわる武蔵野の
デジタルでアナログな経営方針。
社長の小山さんは、言う。社員の教育は、アナログでないと駄目。
社員からのボイスメールを、聞いている。
社員の感想や考えを聞くだけでも、とてもアナログで解かりやすい言葉が返ってくる。
デジタル化は最先端ですが、アナログなこと、
例えば、”はがき”を出すことは、とっても大事なもの。
お客様は、普通の仕事をしててもお礼状は出さない。
小山社長はデジタル化をし、最先端のものを取り入れ、社員の少数化を図っているが、
対お客様は、超アナログ。
お客様からお礼状が、来る社員を望んでいる。
お客様から、お礼状を出して頂くことも、武蔵野では、とっても大切なことなのです。
DATA
社名 株式会社 武蔵野
本社 東京都小金井市東町4-33-8
代表 代表取締役社長 小山 昇
設立 1956年
売上高 31億円(平成12年度)
社員数 360人
今月より、博多区店屋町にある株式会社フォーバルさんの会場を使わせて頂いています。
ご協力頂きました株式会社フォーバルの小原さん、ありがとうございました。