地域を限定して最初に行ったこと 月刊ゴジタ 後編
『月間ゴジタ』は誌面の内容を企画し、取材して、B5用紙
4ページで構成されている。文章は取材した内容を元に、
プロのコピーライターに原稿を書いてもらっている。誌面の
制作はプロのデザイナーへ依頼している。制作するのに
1回5万円程かかる。当時の福一不動産には、この費用も
実は大きな負担だった。
半径500mのテリトリー内で、商売をしている方のみ取材
している。このポリシーだけは強く持っていた。その方々を
取材して、その人の人となりを聞いて、新聞にする。
当時、地域では全く無名の不動産屋。だれも知らないけど
「絶対に地域に根付いてやる!」と、この新聞を始めた。
地域新聞をやり続けると、いろんなことが起こり出した。
『月間ゴジタ』に掲載した人達と知り合いになれる。
「無料で取材させてください。」とお願いするのだが、
最初の頃は、3人、4人、5人とお願いしても「なんが
こげなと載るか!」と言われた。地元の人達は創刊当初、
知名度の低い『月間ゴジタ』に対し、理解して頂け
なかった。「月間ゴジタ、聞いたことないねぇ。」と
言われた。こちらの顔も目も見ないで「はいはいはい、
わかったわかった、はいはい。」と言われ、取り合って
もらえなかった。なんでも最初は、なかなか受け入れて
もらえないものなのだ。
それでも取材させて頂くと、徐々に知り合いになっていける。
毎月発行なので、取材先も少しずつ増え、福一不動産の事も、
少しは憶えてもらえるようになった。私の事も憶えてもらえて
きた。毎月6200枚配り、誌面を見てくれる人も少しずつ増えきた。
『月間ゴジタ』を毎月発行していて、不思議に感じる事がある。
誌面を見た人は、掲載している方と私が知り合いだと思って
くれるのだ。本当はお願いしてお願いして、やっと掲載を
了解頂いたのに。私は宮崎県延岡市出身。藁をも掴む思いで
お願いしてまわって、なんとか掲載の了解を頂いただけ。
その私と、この地域の名士が知り合いと思ってくれるのだ。
これが『月間ゴジタ』を始めて気づいたことだ。
現在、これまでに取材をさせて頂いた方が135人を超えている。
掲載記事のネタに困るように思われるかもしれないが、事務所を
中心にした半径500mには、取材ネタはまだいくらでもある。
今では『月刊ゴジタ』を地元のご年配の方々が楽しみに待って
くれている。通りですれ違うと「福一さん、今度は○○さん
やったねぇ。あん人は、広島出身やったったい。」と声をかけて
くれる。掲載されている人がいつもよく会っている人でも、
出身地や趣味など、あまり知らないものだ。『月刊ゴジタ』で
隠れたその人のことがわかる。楽しみに読んでくれている。
全然知らない地域で仕事を始めるとき、「地域新聞」は効果絶大
なのだ。とは言っても、3年間は何も反響はなかった。「石の上
にも3年」と言うが、間違いない事実だと実感した。道ですれ違い
「あんた福一さんね。『月間ゴジタ』見とうばい。」と声をかけて
もらえるようになるまでに3年。それまでは、誰も何にも言って
くれなかった。こちらから「こんにちは!」と声をかけても、
返事がない。「こんにちは!」と返してくれない。地域に対して、
私のことや福一不動産のことを知ってもらう。『月刊ゴジタ』は、
そのための特効薬なのだ。
新聞の内容にも工夫をした。『月刊ゴジタ』には全く「売り」
(不動産の広告)がない。端の方に小さく「発行 福一不動産」と
書いてあるだけ。『月刊ゴジタ』は地域新聞に徹底したのだ。
直接的な営業が入っていないので、地域の公民館などの人達とも、
接点が取れるようになった。情報提供もたくさんして頂いている。
社員もランチに行ったところへ「取材させてもらえませんか?」と
コミュニケーションが取れるようになった。そういうツールと
しても、使わせてもらっている。
『月間ゴジタ』は地域の方に、福一不動産を覚えてもらうための
ツールとして、絶大な効果を発揮してくれたと思っている。後で
出てくるが、この方法は無条件のストロークといって、読んで
頂く方に、不動産を売りつけることは全くせず、地域の情報のみを
考え、毎月発行していったことが、当社の社名を覚えて頂く、
一番の近道だったのだろう!
4ページで構成されている。文章は取材した内容を元に、
プロのコピーライターに原稿を書いてもらっている。誌面の
制作はプロのデザイナーへ依頼している。制作するのに
1回5万円程かかる。当時の福一不動産には、この費用も
実は大きな負担だった。
半径500mのテリトリー内で、商売をしている方のみ取材
している。このポリシーだけは強く持っていた。その方々を
取材して、その人の人となりを聞いて、新聞にする。
当時、地域では全く無名の不動産屋。だれも知らないけど
「絶対に地域に根付いてやる!」と、この新聞を始めた。
地域新聞をやり続けると、いろんなことが起こり出した。
『月間ゴジタ』に掲載した人達と知り合いになれる。
「無料で取材させてください。」とお願いするのだが、
最初の頃は、3人、4人、5人とお願いしても「なんが
こげなと載るか!」と言われた。地元の人達は創刊当初、
知名度の低い『月間ゴジタ』に対し、理解して頂け
なかった。「月間ゴジタ、聞いたことないねぇ。」と
言われた。こちらの顔も目も見ないで「はいはいはい、
わかったわかった、はいはい。」と言われ、取り合って
もらえなかった。なんでも最初は、なかなか受け入れて
もらえないものなのだ。
それでも取材させて頂くと、徐々に知り合いになっていける。
毎月発行なので、取材先も少しずつ増え、福一不動産の事も、
少しは憶えてもらえるようになった。私の事も憶えてもらえて
きた。毎月6200枚配り、誌面を見てくれる人も少しずつ増えきた。
『月間ゴジタ』を毎月発行していて、不思議に感じる事がある。
誌面を見た人は、掲載している方と私が知り合いだと思って
くれるのだ。本当はお願いしてお願いして、やっと掲載を
了解頂いたのに。私は宮崎県延岡市出身。藁をも掴む思いで
お願いしてまわって、なんとか掲載の了解を頂いただけ。
その私と、この地域の名士が知り合いと思ってくれるのだ。
これが『月間ゴジタ』を始めて気づいたことだ。
現在、これまでに取材をさせて頂いた方が135人を超えている。
掲載記事のネタに困るように思われるかもしれないが、事務所を
中心にした半径500mには、取材ネタはまだいくらでもある。
今では『月刊ゴジタ』を地元のご年配の方々が楽しみに待って
くれている。通りですれ違うと「福一さん、今度は○○さん
やったねぇ。あん人は、広島出身やったったい。」と声をかけて
くれる。掲載されている人がいつもよく会っている人でも、
出身地や趣味など、あまり知らないものだ。『月刊ゴジタ』で
隠れたその人のことがわかる。楽しみに読んでくれている。
全然知らない地域で仕事を始めるとき、「地域新聞」は効果絶大
なのだ。とは言っても、3年間は何も反響はなかった。「石の上
にも3年」と言うが、間違いない事実だと実感した。道ですれ違い
「あんた福一さんね。『月間ゴジタ』見とうばい。」と声をかけて
もらえるようになるまでに3年。それまでは、誰も何にも言って
くれなかった。こちらから「こんにちは!」と声をかけても、
返事がない。「こんにちは!」と返してくれない。地域に対して、
私のことや福一不動産のことを知ってもらう。『月刊ゴジタ』は、
そのための特効薬なのだ。
新聞の内容にも工夫をした。『月刊ゴジタ』には全く「売り」
(不動産の広告)がない。端の方に小さく「発行 福一不動産」と
書いてあるだけ。『月刊ゴジタ』は地域新聞に徹底したのだ。
直接的な営業が入っていないので、地域の公民館などの人達とも、
接点が取れるようになった。情報提供もたくさんして頂いている。
社員もランチに行ったところへ「取材させてもらえませんか?」と
コミュニケーションが取れるようになった。そういうツールと
しても、使わせてもらっている。
『月間ゴジタ』は地域の方に、福一不動産を覚えてもらうための
ツールとして、絶大な効果を発揮してくれたと思っている。後で
出てくるが、この方法は無条件のストロークといって、読んで
頂く方に、不動産を売りつけることは全くせず、地域の情報のみを
考え、毎月発行していったことが、当社の社名を覚えて頂く、
一番の近道だったのだろう!
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コツコツと継続していくことが大事ですね!地域に密着したサービスはテレビ業界にも言えます。福岡の民放4局は火の車。RKB放送が一番大変です!生き残るローカル局は地域密着型。
ジャイアント浜田さんいつも書き込みありがとうございます。
福岡の民放4局は火の車なんですね。生き残るローカル局は地域密着型と私も思ってました。
今、ローカル局へ「中洲よかばいパック」について提案中です。