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竹田先生との出会い 後編

当時ランチェスター経営で、1番安い20万円で20本セットの
カセットテープだった。竹田先生には怒られるが、1本1万円の
カセットテープって高くないか…。しかし、毎月5000円で
そのテープを買うことにした。20万円。48回払い。当時の
私には、それでも高かった。

20万円の高いお金を払って買ったのだから、20本のテープを
車の助手席に置いて、東区の新築マンションへの移動の間に
聴いた。1本聴いたら差し替えて、また次のテープを聴く。
なにしろ20万円だから、これを聴くしかない。私が尊敬して
いる人が作成したテープなのだ。擦り切れるくらい、ガンガン
聴いた。半年間、20本のテープを何回も聴いた。


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テープを聴くまでの私は、経営する時に必要なものは「人・物・
金」と思っていた。人は人材、物は売るもの、後はお金が必要。
「私が持ち合わせていないものが必要なのだ!」と思っていた。
しかし、テープはそう言わないのだ。20本のテープは、私の様な
貧乏な奴でも大丈夫だというのだ。何が必要かというと、
「『商品・地域・客層』が必要だ!」と言うのだ。

それを聞いた時に、目からうろこが落ちた。私は不動産会社
だから、特にその3つの中でも『地域』が一番大切なのだ。
地域を自分たちで決めて、この地域でやろうと頑張っている
不動産会社は多いのだ。「商品・地域・客層」が大切だと
言われて、「地域を絞らなきゃいけない!」と本当に思った。

当時車で1時間以上、3時間かけて移動している現場もあった。
長時間かけて現場へ行っていたのだが、その移動している間中、
テープが言うのだ。「移動時間は無駄だ。」と、テープが
何回も言うのだ。

確かにそうだ。その間は車の運転をしているだけ。遠い所に
1時間も2時間もかけて行って、商談は15分で終わって帰って
くる。3時間も4時間も時間を費やして、無駄だと本当に思う。
移動時間に何回も何回も、テープが言う。ずーっと聞いて
いると「このテープの言っている事と逆の事を私はして
いるのだなぁ。」感じてきた。車で移動して、ガソリン代も
使って。3時間かけて現場に行って仕事して、また帰ってくる。
その移動時間がすごく無駄だ。


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テープを聴けば聴くほど「このままでは駄目なんだ!」と思った。
絶対駄目だと。その半年間、テープを聴いて「駄目なのだ、ダメ
なのだ、変えなきゃいけない!」と思った。「商品・地域・客層」
の限定をしなければ。「長距離で動いてはいかん!」 「近くじゃ
ないといかん!」 「地域を絶対限定しなければいかん!」と
テープに言われてきた。そして、テープのいっている事が
「間違えのない理論だ!」と思えるようになった。言っている事は
間違いないし、そうする事が正しい。それでも当時は、地域の
限定を思い切る事はできなかった。本当に怖かったのだ。

しかし、このテープのおかげで、全く考えられない経営ができる
時が来る。そして今では、ランチェスター経営のテープ(今は
DVDかCD)は全て購入させて頂いた。今でも聴いている。他にも、
一騎打ち戦と間隔戦、強者と弱者の戦略、一位主義の大切さ、
商品の良さでは売れない事、経営の8大要因の確定など、間違い
ない理論をテープからたくさん学んでいる。竹田先生には、
心から感謝している。

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