中洲の事情と福一不動産 その2
会社の規模は、社員数10名、パート・アルバイト5名、
資本金1000万円の会社です。
どこにでもある規模の不動産会社。
私ども不動産会社の仲介業は、仕入れがありません。
仲介は、家主様が所有していらっしゃる不動産に私どもが
入居者を入れる。売上すべてが粗利。この時代に起業し
生き残っています。ここ10年でこれぐらいの会社にできたのは
なぜかというところをぜひお話しさせていただきます。
大きくなった会社の方々にとっては、ローテクな
小さい会社の話ですが、こういうローテクをしながら
会社を変えていくというところについて、お話を
させていただきたいと思います。
中洲というところはどんなところかご存じですか?
ご存じの通り、西日本最大の歓楽街です。
全国どこに行っても、「中洲ってご存じですか?」と
言ったら、「札幌での歓楽街はすすき野、博多だったら
中洲」と答えてくれます。
しかし、中洲は、本当に特別なところなのです。
東京に銀座というところがありますが、銀座は中洲と
少し違います。
銀座は、会社が入っている雑居ビルがあり、その隣に
ソシアルビル(飲み屋ビル)がというかたちです。
銀座は、スナック、クラブ、キャバクラ、それから居酒屋と
いうものもあるけれど、事務所もあるのです。
しかし、中洲というところはスナック、クラブ、キャバクラと
居酒屋の店舗しかありません。
川で区切られている島(中洲)には、ソシアルビル
(飲み屋ビル)しかありません。ですから、中洲は
全国的にも特別なところなのです。全国的に見ても、
すすき野や銀座と同じような場所と思われがちですが違います。
たまたま、弊社はこの地域を中心に仕事を始めたのですが、
西日本一の歓楽街中洲が、川で分断されて、きれいに
区切られているというところなのです。
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