ストローク理論 1
あまり聞きなれない言葉ですが、
人は投げかけ(ストローク)を受けることで生きているのです。
投げかけ(ストローク)と言われても、それが何なのかわかりませんね。
たとえば、挨拶。
「おはよう!」
「こんにちは!」
「元気!」といったものも、投げかけ(ストローク)です。
”微笑む”
”泣く”
”怒る”も投げかけ(ストローク)。
”握手”
”抱き合う”も投げかけ(ストローク)。
「手紙」
「はがき」
「電話」
「贈り物(プレゼント)」も投げかけ(ストローク)。
考えて見てください。
投げかけ(ストローク)は日常茶飯事、
お互いにやっていることなのです。
このなににげなくやっている行為ですが、
人からされなくなったら、どうなりますか?
楽になるでしょうか?
少し、投げかけ(ストローク)されなくなった状態を考えて見てください。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 どうですか?
1日、2日、3日、1週間、10日、2週間。
朝起きて、「おはよう!」と言わなかったら?
「こんにちは!」と言わなかったから?
普段投げかけを面倒くさい事と思っている人でも、
何も投げかけ(ストローク)する相手がなく、
相手も投げかけ(ストローク)をしない状態。
もしくは、投げかけ(ストローク)をする相手が居ない状態!
どれくらいの時間になると、苦痛になってくるでしょう?
それには、個人差があるでしょうが、耐え切るのは、3日ほどだそうです。
独房を想像してください。
昼、夜の区別がなく、一人の部屋。
もちろん、話かける人は、居ない、寂しい部屋。
どうですか、どれぐらいの時間、入れそうですか?
ちなみに、囚人になった方が一番嫌がることは、
独房に入れられることだそうです。
1週間も入れられると、死ぬほど嫌がるらしい。
独房、想像できましたか?
その独房では、投げかけ(ストローク)を出来るものは何もありません。
いつ日が昇って、日が沈み、何が起こっているのかもわからない世界。
誰からも投げかけ(ストローク)されず、投げかけ(ストローク)するものもない。
蟻が1匹出てきただけでも、救われる。
その蟻に話しかけることが出来るから・・・・・・・
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