フロンティアと業務展開は一体不可分 サンフロンティア不動産(株)の堀口智顕(ともあき)社長
8月21日18時より、ホテルニューオータニ佐賀にて
盛和塾自主例会へ参加しました。
東京銀座を中心にビルの再生事業を手掛けていて、
東証一部上場している不動産会社のサンフロンティア不動産(株)の
堀口智顕(ともあき)社長の講演でした。
リーマンショック以来、100億円の案件が50億円になっている
東京では、投資会社は6社、また不動産会社の16社程は、
倒産や会社更生法で、世間から消えていった。
そんな中、サンフロンティア不動産では、リプライニング事業
(築20年以上経った不動産の再生)が収入の95%。
4年前より77億、358億、150億と推移している。
ピーク時は利益66億円にまで登った。
しかし、売上はダウン。会社は、社員のリストラはせず、
その他のリストラにより、リーマンショックをしのいだ。
販売管理費が売り上げの41%までに縮小。人件費も66%に縮小。
平成6年に会社を設立して、7年で一部上場まで成長。
堀口社長は、この一番の原因は「(京セラの)稲森会長(盛和塾塾長)と
知り合ったからだ!」と語る。
37歳の時に稲森会長と出会って人生が変わった。
利他の心を学び、真実の人生の歩みに気づいた。
24時間社長らしくあること。
社員の幸せが一番。経営とは社員を守ること。
「売上最大、経費最小」と聞いたとき「はぁ?」と思った。
しかし、今は将来像を社員に語る時
「私たちが登る山は、富士山だ。日本一の不動産会社を作るぞ!
周囲と考え方や生き方が違って当たり前だ!」と鼓舞してきました。
8年前から、毎回盛和塾の例会へ参加し、ノートを取り読み直す。
そして、3000字のレポートにする。
今では、3000枚を超える膨大なものになっている。
「言霊として、社員の伝わるものでなければいけない!」と思っている。
1.人材の育成
2.現事業の拡大
3.事業の多角化
を柱に経営を行っている。
それらの中でも、中核は人材育成だ。
社員一人当たりの教育研修費は、年間60万円掛けている。
まず社員には「生きる目的、仕事の価値を問う」ことから始めるという。
私は、生きる目的とは「人生をかけてどれだけ多くの人に役立たせて
頂くことが出来たか」と思っている。
このような事を心掛けるようにしてからは、他はすべて止めて、
盛和塾一本にして勉強している。
佐渡から出てきて、3流大学を卒業し、フリーターをして、建築会社に
入りたいと思い、採用されて入社したら不動産会社だった。
思いが叶わないので独立。お客様から言われたら「できます!」
「やります!」「やらせてください!」と言って仕事をやっていた。
そんな中、あるお客様がビルを建てたが、1件も入居がない。
これがきっかけで、テナントを手掛けるようになった。
オフィス賃貸を始めたら、「管理は出来ないのか?」との問い合わせが
出てきた。仕事は、「やれるかどうか?」ではなく、お客さんのニーズと
一緒で「キチンと出来るかどうかだ!」と考え、「やったことがあるか
どうか?」だと思い、管理も受けるようになった。
管理をやることにより、会社が開花し、大きくなっていった。
リプライニングも同じ。
ある時、ローンの白紙解約を言ってくるお客様がいた。
その物件は9階建で4階が空いていた。
しかし、売主に申し訳なく、自社で買い取ることになった。
そして、買取後空室を埋めて、即売却した。
これがきっかけで、リプライニングをスタートし、現在に至る。
大変参考になるお話でした。
特に、『人材育成は、まず「生きる目的、仕事の価値を問う」事から
始まります。』と言うところが「ジーン!」ときました!!
盛和塾のパワーと、レベルの高さに感動しました。
次回から、毎月参加します!
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