借金1億円。失敗から学んだ、幸福を感じる会社経営とは 株式会社 デリズ 井土朋厚社長
5月8日19時30分より、中洲5丁目にあるIPホテルにて
第118回博多経友会を開催しました。
講師は、株式会社 デリズ 井土朋厚社長で
演題は「借金1億円。失敗から学んだ、幸福を感じる
会社経営とは」でした。
2002年4月に設立。飲食のデリバリーをやっています。
出かけていかなければ食べられないものを、出前する
仕事をやっています。今は8業態のお店を掲載しています。
美味しいお店のみ紹介しています。
デリズは「美味しい=デリシャス」と「デリバリー」から取って
名前にしました。
井土朋厚(いずちともひろ)社長は37歳。奥さんとお子さん
の3人家族です。小学3年生で独立を決意。21歳で独立。
1983年7月15日に大きな事件が起こりました。ファミコンの
ソフト、ドンキーコングの発売日。しかしその日、両親から
ゲームソフトを買ってもらえませんでした。
社長にならないと、子供にゲームも買ってやれない。
その時、「社長になる!」と思いました。
そして、金の亡者になりました。運動会の服にも「金」の
人文字を付けて参加しました。
21歳で起業。訪問販売を始めました。そして、年収約3000
万円を取っていました。高級車に乗り、海外旅行にバンバン
行っていました。
初年度 約3000万円
2年度 約1億円
3年度 約2億円
4年度 約2億円と横ばい。
しかし、天狗になっていました。
毎月毎月売上なければなりません。不安は隠しきれません
でした。満足感がなく、幸せを感じれなかったのです。
何か違和感を感じていました。
多角化を決断し、銀行から1億円を借りました。
広告、看板、エステ、健康器具販売と関係のない仕事を
一気にやりました。しかし、人は育っていませんでした。
そして、月300万円の支払いが始まります。赤字が500万円。
合計800万円の支払いになりました。
金融機関は「金の切れ目が縁の切れ目」。銀行の行員が
取り立てにきて、社員はどんどん辞めていきました。
取引先は商品を入れてくれません。取引は現金になって
いきました。
当時、8つの銀行と取引をしていました。
その時に体験した事は、どの銀行も「リスク交渉」。どの
銀行にも待ってもらう交渉を行った事です。これは大変な
作業でした。
一回諦めて、奥さんの名義でやり直せばいいのでは…と
言われました。その言葉を聞いて、心から悔しいと思いました。
10年やってきた事業。誰一人として幸せにしていなかった
のです。自分は何をやっているんだろう!と思いました。
あったのは「無価値観」しかありませんでした。この時に、
自分の人生を考えました。自分は何のために生きている。
なんのために生まれて来たんだろう。いろんなことを考え
ましたが、答えは出てきませんでした。
しかし、お客様からの一言「井土さんところの弁当おいしかったよ!
ありがとう!」と言われたその時に、心から嬉しいと感じました。
始めたばかりの仕事ですが「これだ!」とこの瞬間に思いました。
社員は、長時間頑張ってくれていました。しかし、この一言から
やる気をもらいました。
「元気連鎖」ひとりの喜びから連鎖が始まり、その広がりが
日本を元気にし世界を変えていくのです。そんな職場を
作ればいい。そして、家庭が元気になって行く。子供に
伝わり、学校が…世界が…
大改革がスタートしました。社長の大改革を始めた。事業領域の
大改革。社員の大改革もしました。経営理念も考えました。
そして、売り上げも右肩上がりになってきました。
その理由が2つあります。井土さんは「絶対に諦めない。倒産は
しない。諦めたら、また同じことをする」と思っていたこと。
そして、「世間に顔向けができない。決意したことがある。上場する。
きついときこそ、将来成功した時のネタになる!!」と思っていた
事です。
10年ビジョンを考えました。何か作ろう!
「2018年に200店舗作るぞ!」と考えた。しかし、社員は埴輪
(はにわ)状態。そんなこと言う前に、給料払ってよ!と言って
きました。
本日12店舗目。来月13店舗目 中野店をオープンする予定。
経営資源
それは人。現在、素晴らしい社員が揃っています。人材育成に
心掛けています。ミッション、ビジョンが大切。社員の個人理念を
作ってもらっています。会社の経営理念をリンクさせていき、社員と
ばちっと、合わせて行く。そのような考えの社員しか採らないのです。
実現しようとしていること
・ミッションは、デリバリーを通して世の中を元気にして行こう。
・元気、笑顔、幸せ溢れる社会を作って行こう。
世界人口70億人。その中で10億人が飢餓に苦しんでいます。
デリズ10億人プロジェクトを考えています。
10店舗→約800オーダー 1日800杯のごはん
目標2018年 200店舗にして、発展途上国へ食を届ける事業を
やって行きます。そして、カンボジアで農業を展開して行こうと
考えています。
上場をして、皆さんに「ありがとう」を届ける会社になって行き
たいです。
3つの報酬の和で世界一になる
①金銭的報酬 給与 ボーナス
②仕事 昇進 昇格 責任ある仕事
③こころの報酬 ありがとう 承認 成長 達成感 やりがい
が、飲食店にはある。
井土さんがなぜ諦めなかったか?
愛があったからです。お金も信用も無くなりました。
しかし、諦めずに毎日休まずに頑張ってくれる社員の愛に支え
られました。そんな社員のために、頑張らなければならないと
思いました。頑張ったら、社員に「頑張って良かった」と言わせたい。
もう一つは、妻です。毎日無休で頑張ってくれました。その妻の
愛です。ポスティングに付き合い、3時間一緒にいてくれました。
他にも、多くの方からの愛に支えられたからです。
本日お伝えしたかったこと。
人間ひとりぼっちではありません。必ず応援者がいます。
人間、不可能はないのです。
第118回博多経友会を開催しました。
講師は、株式会社 デリズ 井土朋厚社長で
演題は「借金1億円。失敗から学んだ、幸福を感じる
会社経営とは」でした。
2002年4月に設立。飲食のデリバリーをやっています。
出かけていかなければ食べられないものを、出前する
仕事をやっています。今は8業態のお店を掲載しています。
美味しいお店のみ紹介しています。
デリズは「美味しい=デリシャス」と「デリバリー」から取って
名前にしました。
井土朋厚(いずちともひろ)社長は37歳。奥さんとお子さん
の3人家族です。小学3年生で独立を決意。21歳で独立。
1983年7月15日に大きな事件が起こりました。ファミコンの
ソフト、ドンキーコングの発売日。しかしその日、両親から
ゲームソフトを買ってもらえませんでした。
社長にならないと、子供にゲームも買ってやれない。
その時、「社長になる!」と思いました。
そして、金の亡者になりました。運動会の服にも「金」の
人文字を付けて参加しました。
21歳で起業。訪問販売を始めました。そして、年収約3000
万円を取っていました。高級車に乗り、海外旅行にバンバン
行っていました。
初年度 約3000万円
2年度 約1億円
3年度 約2億円
4年度 約2億円と横ばい。
しかし、天狗になっていました。
毎月毎月売上なければなりません。不安は隠しきれません
でした。満足感がなく、幸せを感じれなかったのです。
何か違和感を感じていました。
多角化を決断し、銀行から1億円を借りました。
広告、看板、エステ、健康器具販売と関係のない仕事を
一気にやりました。しかし、人は育っていませんでした。
そして、月300万円の支払いが始まります。赤字が500万円。
合計800万円の支払いになりました。
金融機関は「金の切れ目が縁の切れ目」。銀行の行員が
取り立てにきて、社員はどんどん辞めていきました。
取引先は商品を入れてくれません。取引は現金になって
いきました。
当時、8つの銀行と取引をしていました。
その時に体験した事は、どの銀行も「リスク交渉」。どの
銀行にも待ってもらう交渉を行った事です。これは大変な
作業でした。
一回諦めて、奥さんの名義でやり直せばいいのでは…と
言われました。その言葉を聞いて、心から悔しいと思いました。
10年やってきた事業。誰一人として幸せにしていなかった
のです。自分は何をやっているんだろう!と思いました。
あったのは「無価値観」しかありませんでした。この時に、
自分の人生を考えました。自分は何のために生きている。
なんのために生まれて来たんだろう。いろんなことを考え
ましたが、答えは出てきませんでした。
しかし、お客様からの一言「井土さんところの弁当おいしかったよ!
ありがとう!」と言われたその時に、心から嬉しいと感じました。
始めたばかりの仕事ですが「これだ!」とこの瞬間に思いました。
社員は、長時間頑張ってくれていました。しかし、この一言から
やる気をもらいました。
「元気連鎖」ひとりの喜びから連鎖が始まり、その広がりが
日本を元気にし世界を変えていくのです。そんな職場を
作ればいい。そして、家庭が元気になって行く。子供に
伝わり、学校が…世界が…
大改革がスタートしました。社長の大改革を始めた。事業領域の
大改革。社員の大改革もしました。経営理念も考えました。
そして、売り上げも右肩上がりになってきました。
その理由が2つあります。井土さんは「絶対に諦めない。倒産は
しない。諦めたら、また同じことをする」と思っていたこと。
そして、「世間に顔向けができない。決意したことがある。上場する。
きついときこそ、将来成功した時のネタになる!!」と思っていた
事です。
10年ビジョンを考えました。何か作ろう!
「2018年に200店舗作るぞ!」と考えた。しかし、社員は埴輪
(はにわ)状態。そんなこと言う前に、給料払ってよ!と言って
きました。
本日12店舗目。来月13店舗目 中野店をオープンする予定。
経営資源
それは人。現在、素晴らしい社員が揃っています。人材育成に
心掛けています。ミッション、ビジョンが大切。社員の個人理念を
作ってもらっています。会社の経営理念をリンクさせていき、社員と
ばちっと、合わせて行く。そのような考えの社員しか採らないのです。
実現しようとしていること
・ミッションは、デリバリーを通して世の中を元気にして行こう。
・元気、笑顔、幸せ溢れる社会を作って行こう。
世界人口70億人。その中で10億人が飢餓に苦しんでいます。
デリズ10億人プロジェクトを考えています。
10店舗→約800オーダー 1日800杯のごはん
目標2018年 200店舗にして、発展途上国へ食を届ける事業を
やって行きます。そして、カンボジアで農業を展開して行こうと
考えています。
上場をして、皆さんに「ありがとう」を届ける会社になって行き
たいです。
3つの報酬の和で世界一になる
①金銭的報酬 給与 ボーナス
②仕事 昇進 昇格 責任ある仕事
③こころの報酬 ありがとう 承認 成長 達成感 やりがい
が、飲食店にはある。
井土さんがなぜ諦めなかったか?
愛があったからです。お金も信用も無くなりました。
しかし、諦めずに毎日休まずに頑張ってくれる社員の愛に支え
られました。そんな社員のために、頑張らなければならないと
思いました。頑張ったら、社員に「頑張って良かった」と言わせたい。
もう一つは、妻です。毎日無休で頑張ってくれました。その妻の
愛です。ポスティングに付き合い、3時間一緒にいてくれました。
他にも、多くの方からの愛に支えられたからです。
本日お伝えしたかったこと。
人間ひとりぼっちではありません。必ず応援者がいます。
人間、不可能はないのです。
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