儲かるチャンスは現場にあり トーマス株式会社 小野原龍弘社長 後編
本日のブログは「儲かるチャンスは現場にあり トーマス株式会社
小野原龍弘社長 前編」の続きになります。
次は機械の販売の仕事をしました。しかし、小野原社長は
営業の時機械の説明はしませんでした。何故かと言うと、
お客様は鉄工所。入社年数のない社員から説明を受ける
よりは、詳しいのです。だから、説明はしない。お客様が
聞いてくるところだけ説明をしただけ。それでも、売れて
いきました。お客様の話を聞いていただけです。
高い機械もどんどん売っていました。
自転車をロックする機械は、最初、室内で使うものしか
ありませんでした。小野原社長は、外で使えるもので
なければ意味が無いと考え、チャリロックを考案しました。
そして、JR九州から連絡があり、博多駅にも納品するように
なりました。今では、自転車が停まっている所にはチャリ
ロックがあります。
発注を受ける時は、データーを持って行きます。
ある時、東京で駐輪機械業者20社が営業に来ていました。
他の業者は機械の良さを説明したそうです。しかし、
小野原社長は、設置予定場所に24時間待機してデータを
取り、それを提示しました。結果、福岡から行ったトーマス
株式会社が、20社の中から発注を受ける事になったのです。
今でも、お客様へ駐輪場の良さを解って頂くためには、
現場へご案内し現場で説明することだと思っています。
銀行の信用も高いです。それは、売り上げを銀行口座へ
入金する事で信用を得ているのです。
トーマスさんでリクナビで求人をしたところ150名の応募が
ありました。それだけ良い会社であるという事です。
小野原社長は、トーマスを九州一給料の高い会社に
していきたい、と考えています。
銀座三越で4社と競合しましたが、トーマスの機械を購入して
頂きました。なぜ決まったのか?それは、機械の説明をしなかった
からだそうです。どんな説明をしたかと言うと、「大型バイクの
ハーレーダビットソンも、とめられる駐輪場で営業しましょう。」と
話しただけ。お客様の欲しいものを提案したからに他ならないの
です。ドリルがほしいのか、壁の穴がほしいのかなのです!
人は優しさと気配りが必要。
営業の神髄は、お客様の欲しいものをどう提案するかです。
それが一番大切なことだと改めて感じました!
カテゴリ:
トラックバック(0)
トラックバックURL:
コメントする